2018.07.12 / 屋上の菜園

小さな菜園のあるCafeにいこう


注文をすませて待っている時に、店主がお店の菜園からみずみずしいハーブや野菜を摘み取ってくる光景が目に入る。

 

今にも香りがただよってきそうだし、収穫の光景を見たことで、『たった今オーダーしたもの』への期待が膨らむ。

 

もしかすると、普段デザートやハーブティーにちょこんとのっているミントの香りなどは意識していないかもしれない。“ただの飾り”とはじめからよけてしまう人だって少なくないはずだ。

 

だけど、目の前で起きた一連の光景をみていた“そのミント”は特別なのだ。 摘みたてのミントってどんな香りがするのだろうか?と勝手に妄想し始める。サーブされてきたものは期待通りに香り高く、まだ生命力を感じる。

 

たぶん何度か行くうちにこの光景があたりまえになって、はじめて体験した日の様な驚きはなくなるかもしれないのだけど。

日常に、あたりまえに、フレッシュなハーブや野菜を提供してくれる小さなお店があると、その周辺や、その街の景色が少しずつ明るくなっていくのだとおもう。

2018.07.03 / Veggiebed®︎(ベジベッド)のはなし

ベジベッドのはなし


ベジベッドについて書いてみる。

ベジベッドとはなにかと一言で表現するなら

『だれでも・どこでも・いつまでも』野菜づくりができるやさしいはたけ。だと思う。

 

どこに住んでいても、フレッシュな野菜が食べられる。それを実現してくれるのがベジベッドだ。

 

まず『だれでも』

地面より立ち上げてあることで、草とりなど作業時の負担も軽減でき、

普段の作業や、つみ採るシーンなどを考えたときもストレスフリーだ。

僕たちがゼロから理想的な土壌環境をつくることで、特別な知識がなくて永続的に生産性の高い環境を維持できる。

成功体験を多く得られることで野菜づくりがもっと楽しくなる。

 

次に『どこでも』

都市部の屋上、レストランの裏庭、庭先などどこにでも場所に応じたサイズ、デザインでインストールすることができる。下がコンクリートであろうと、耕作放棄地のように草が生い茂っていようと、生産的な場所へと生まれ変わる。いつもフレッシュな野菜がてに入って、生活の質も向上するし、みどりが増えていくことは環境にだって貢献できる。

 

最後に『いつまでも』

ローメンテナンスなベジベッドはいつまでも飽きることなく野菜づくりが楽しめる。

従来のはたけ作業のような重労働や貸し農園など距離のハンデがある場合はなかなか継続するが難しくなる。

ベジベッドだと自分のキッチンのすぐ側にはたけがあるので、必要なときに必要な分だけ収穫できる。

様々な失敗から学んだノウハウを詰め込むことで、自然の野山のように多様性のある豊かな環境をパーマネントに実現できる。などなどといくつか特徴がある。

 

とはいえ

何もなかった場所へ、土を運んできたり、よい環境を実現しようとなると初期コストがどうしてもかかってしまうのだけど、

この場所から得られる、フレッシュな野菜、おいしい体験。またはこの空間や土に触れる時間から得られる五感への刺激は、すばらしい日常、おもしろい日常を実現してくれる。

2018.05.30 / 種をまく
 

今日気が付いたこと。

 

種をまき、発芽を毎日こころ待ちにして、結果に一喜一憂することに年齢は関係ない様だ。

 

2歳の息子が先日初めてバジルの種を撒いた。小さな手にバジルの種を握りしめて、“豪快”に撒いていく。

 

これまでにも、苗を植えつけたり、花を植えたりしたことは何度かあったのだけど、今回はこれまでとはワクワク感がまるで違うように感じた。側を通るたびに、“ここに撒いたねぇ!”としゃがみこんで、小さな緑を必死に探している。見つかると、“あるね!あったね!ほら!ほら!”と大喜び。

 

同様に90歳の祖父もあたりまえの日常として、野菜の種をまく。

これまでに数百回は繰り返しているはずだけど、2歳の息子同様に、種蒔き後は毎日周辺をうろうろしている。数日後に芽がでると、ニコニコしながら報告をしてくるし、時には深刻そうに芽がでないことを嘆いている。

 

僕自身を振り返ってみた時も、何かしらの希望を抱きながら種をまくし、何もないまっさらな土から綺麗な緑が顔をだした時には誰かにすぐに伝えたくなる様な高揚感がある。

 

あの発芽を心待ちにする気持ち、芽が出たときの高揚感は収穫体験などとはまた少し違っていて、とにかくなにか特別だ。

 
2018.05.19 / この期間があってこそ
 

いつも華やか”は異常。

   

菜園には旬があり、ピーク時は色鮮やかで誰かに自慢したくなるほどに賑やかだ。

一方で、収穫を終えると表面上は静まり返ってしまう。

 

GrowYourOwn の提案し始めた当初は、常に作物が育っていないといけない。

と緊張してたが、それはとても不自然な考えだということに気がついた。

それからはリラックスして活動できる様になったし、実はこのOFF  期間の方が面白い?とさえ思うようになった。

 

表面的には見栄えがしないのだけど、土の中では微生物など地道な活動は続いているし、僕たちにとっても次何を植えようか、次はうまくできるかな、などと妄想しながらひと息つくのにとても大切な時間となる。

 

おそらくいつも作物がぎっしりと育っていて、表面上は常に“ON”の状態だとすぐに飽きてくるし、疲れてくるだろう。

 

収穫を終えた“よそ行き”ではない菜園の前でひと息つくこの静かな期間こそGrowYourOwn を永続的に楽しむ為のコツなのかもしれない。

 

2018.05.08 / GrowYourOwnのインパクト
   

農家として野菜の販売もしながらも

GrowYourOwnをすすめる3つの理由。

   

まず、『鮮度』が圧倒的。


僕が農家として、朝早くに収穫して、間髪入れず梱包して、すぐに冷蔵管理しても、キッチンとの距離で圧勝しているG.Y.Oには絶対勝てない。

 

農法や技術云々よりも畑で食べるフレッシュな野菜は香り、風味、食感が豊かで本当に美味しい。

   

次に、『テクスチャ』体験。


季節を感じながらの作業、その場所の空気感、採る時の野菜の触感、パキッとみずみずしい音、野菜それぞれがもつ豊かな香り、食べた時の食感。

 

土に触れ、自分で植え付け、水をやり育てる。この様な主観的なスートーリーがテクスチャだ。この要素が食卓を豊かにする。

 

これらテクスチャはいち消費者のままでは体験できない。

   

最後に、G.Y.Oはおそらく『贅沢』。


欲しい情報やモノゴトがすぐに手に入り、

無意識に消費しながら忙しくスピーディに過ぎていく現代。

 

足下に目を向けて、土にふれ自然にふれて、

日常の食卓に自分の作った食材があたりまえにあって、“シャキシャキ!”“美味しいね!”“虫くいひどいね!”などなど会話が弾む。

 

生活をスローダウンさせ、足下にある“喜び”“豊かさ”“面白さ”に気づかせてくれる

『GrowYourOwn 』は現代人にとっておそらく最高の『贅沢』だ。